ミャンマー進出検討のポイント(パートナー選定、合弁会社設立及びM&A)

これまでミャンマーにおいて多く行われてきた合弁会社の設立までのプロセス
1.進出形態検討ステージ
・独資(100%外資)
・既存のミャンマー企業への出資
過去の負の遺産の継承リスク、特に過年度の法人税・商業税未払いのリスク
・合弁会社設立
2.提携相手先選定ステージ
・ミャンマー側が自社に期待していることの把握
ファイナンス、テクニカルアシスタンス、商品供給力等
相手の本心を見抜く。ミャンマー人は概して八方美人。
・自社がミャンマー側企業に期待していることの意思伝達
顧客ネットワーク開拓、店舗開発、マネジメント、政治力等
・持分割合(支配権設定)
・
3.合弁契約締結ステージ
・相手先企業の信用調査
・経営体制、意思決定プロセスの明確化
・増資時の対応
ミャンマー側が希薄化される可能性
・事業展開方針及び時間軸の共有
・競業避止
JV事業以外で類似の事業を行わないこと、また合弁解消後も一定期間は類似事業が出来ないようにする必要がある。
ミャンマー側企業はJVにおける経営経験を積むと、自分達のみで運営した方が良いとの考えに至る可能性もある。
・JVに移管するアセットの明確化
・日本側駐在員のコストアロケーション
・合弁解消時(持分売却時)における対応事項
・準拠法
・合弁事業開始後の事業運営体制構築(PMI:Post Merger Integration)
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