起業家にとっての出会い(ミャンマー起業家日記)

ミャンマー株式市場の話題からは遠く離れて、今回は私の身の上話。
起業して2年、素晴らしい出会いに多く恵まれた。
サラリーマン時代の出会いの質との変化、私はこれを初め自分の立場の違いから生まれるものだと思っていた。
つまり、曲がりなりにも社長の立場として、会う人も組織のトップとなることが自然増えたように感じていた。
トップとなれば、抱えている責任やリスクは大きくなる。そのような相手との会話はサラリーマン時代の会話の質とは変わってくる。
しかしよくよく考えてみると、サラリーマン時代にも経営者と会う機会は少なくは無かった。社会的ステータスの高い人、リスクを取っている人、物理的に会う回数や相手のレベル自体は、実のところ大して変わっていないのでは無いかと思い始めた。
では、何が変わったのか? 結局は自分が変わったということに気付くにいたる。経営者として自分との向き合いを通じて、人を理解できる範囲や深さが格段に変わった。このことで、単なる物理的な出会いを、意味の有る出会いに変えることが出来るようになったというこでは無いかと。
先日、タイで先輩経営者の方との素晴らしい出会いを頂き、その際に「もっと早くお会い出来ていれば良かった」と申し上げたところ、「人は出会うべき時に出会うもの」との言葉を頂いた。正にその通りだと思う。
ただ、これの意味するところは、必要な時に、必要な人が現れるように、神様がアレンジしてくれている、ということでは無いように思う。
物理的には会っているのだけれども、それを受け入れられる状態に自分がなっていなければ、人はそれを出会いとは認識しないということではないかと思う。要は、そこにあるのは神様でも、運命でも、目の前の相手でも無く、結局自分なのだということなのだろう。







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