ミャンマーの財政年度が変更へ(3月決算を改め9月決算に。2018年10月からの財政年度は10/1~9/30)
2017年10月31日、ミャンマー政府は財政年度をこれまでの3月決算から(4/1-3/31)から9月決算(10/1-9/30)に変更することを決定した。
ミャンマーでは5月より11月頃までが雨季であり、この期間、大型の建設プロジェクトは敬遠される傾向がある。
ミャンマー政府の説明によれば、現行の財政年度では前半が雨季に当たり経済活動へ負の影響があるとのこと。(この説明で納得出来る人はいないとは思われるが。)
これに伴い企業決算年度も変更される可能性はある。
ただ民間の企業決算の変更については好意的に見られていると言える。
ミャンマーの新年は4月にあり、4月は大型の正月連休があることから、年度決算業務を行うのには不向きとの指摘もなされてきたからだ。
その意味では、会計期間の変更は実務上は望ましい影響が見込まれる。
仮に、企業の決算年度の変更を伴う場合は、法人税の支払い時期についても同様の取り扱いになるものと考えられる。半期決算となり企業側の追加負担は生じるだろう。
2018年4月-9月決算の取り扱いについては現時点では不明なものの、法人税の取り扱い上、前年度或いは次年度と合算した18ヶ月決算を許容する可能性は低く、6ヶ月決算を要請されるのでは無いかと想定される。
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